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ルック車は馬鹿にされる存在?

「深刻化するロードバイク難民問題」と言う動画を見た感想ですが、、


ルック車と言う定義ですが、、難しいですね。
個人的な定義では「フレームのエンドがプレスの物」でしょうか?
生産性とコストを重視しすぎて、後々の整備性を二の次にした自転車。

ルック自転車はカッコ悪いとか、と言うと、、、
個人的には、手入れのされてない高級車が一番カッコ悪いんじゃないかと思います。

日本の家の近くは、大阪では結構有名な峠へ続く道の近くに住んでいます。
と言うことで、休みの日には峠へ向かうロードバイクが大挙して押し寄せます。

その峠道にさしかかる少し手前に激坂。
そこには高校があり、この激坂で、高級ロードバイクにまたがったローディーが、朝練に向かう荷物満載の体育会系男子のママチャリにアッサリとぶち抜かれていきます。

まぁ、自転車なぞ体力勝負の乗り物なので、高級ロードに乗って頑張っているおっちゃんを責める気もサラサラありません。カッコ悪いとも思いません。

高校生の底知れない体力は羨ましくあり、、

別にママチャリでも、ルック車でも、その自転車に愛着を持って一生懸命乗っていれば、それは立派な自転車。他人にとやかく言われる筋合いでは無いと思うんですが、、、

ネット上では、「あれはゴミ」「ゴミみたいな」と言う表現をされている方もいますが、それは、その自転車に乗っている方に失礼だし、それを作っている工場現場の方々に失礼極まりない表現では無いでしょうか。

確かに、製品の中には資源の無駄遣い以外何物でも無いと感じる物がありますが、
「まぁ、消費者なんか馬鹿だから、この程度に作っておけば、騙して金を巻き上げられるだろ。」
という、企業があることも確かで、攻められるべきは、
この企業の企業理念であり、
本質を見ずに金額だけに捕らわれて、安易に商品を購入する消費者にも非があるのかも知れません。



世の中マウンティングを取りたい方は、どこにでもいるようで、器材の「グレード・価格」だけでレッテル貼りをするって話も良く聞きます。

「好きなら生活を切り詰めても高い機材を買え!」本気ならそれくらいできるはず。
本気度が足りない奴はカッコ悪い。
よって、安物に乗ってる奴はカッコ悪い。

まぁ、解らなくもない理論ですが、皆が皆そこまで金を突っ込める訳じゃ無いですし、、、

結局の所、器材の善し悪し、その器材に対する愛着。それを金額でしか見ることのできない、本質を見極める目を持っていない人が、「ルック車になんか乗って」とか言って、自分の感性の低さで、価値観の違う他人を排除しようとするんでしょうか?

 

 

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