お気軽海外生活

1コンテンツ1000円以内の自転車ネタが中心です。 お財布負担はライトに、整備内容はヘビーに。

ドラマ

最近のドラマで「新しい大様」を楽しみに見ています。

「あぁ、自分が漫然と思っていたことは、これなんだな。」と各所で思わしてくれます。

「受け売り」
一般的には「それどうせ誰かの受け売りちゃうのん?」と馬鹿にされる対象ですが、

「受け売りを否定すれば、今の学校教育の全てを否定することになるのでは?」

極端に言えば、ノーベル賞を受賞される新しい研究発表以外は、全て誰かの受け売り。
これとて、誰かからの膨大な「受け売り」の上に成り立っている氷山の一角。
と思えてしまいます。

これまで受けた教育の中で"これは"と思ったのは、
授業中の板書で、敢えて間違った記載をする先生です。
その部分がテストに出題されて、
 空欄    ±0点
 板書のまま回答  -○点
 自分で気付いて訂正して回答  +○点
学年始まりで説明されました。

授業中も、テスト前も気が抜けませんでした。
よっぽど根性の悪い先生だったとも言えますが、「勉強するとは何か」「習うとは」「学習するとは」「研究とは」「生き方とは」・・・
様々な問題提起をしていただきました。
当時は、めんどくせー、、と思っていましたが、
年を重ねる毎に、色々な場面で経験を重ねる毎に、身近な問題として、考えられるようになってきました。

この方法は、受験勉強にとっては、最もやってはいけない邪魔になる、排除すべき方法であると思いますが、社会に出てからは、一転して大変重要な勉強方法ではないかと思います。

あくまでも「勉強方法」であって、「生き方」では無いと思いますが、、

人生死ぬまで勉強。
生活、仕事、人間関係。全てに於いて「受け売り」と「自分で検証」の比率を考えていくことになると思います。

夜間走行を安全に~自作編

自作続きですが、、、
最近寒くて、自転車に乗れないので部屋に引き籠もって、工作に明け暮れています。

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昔懐かしのトモダのヤジロベエ。
古くからの自転車乗りの方には、人気絶大の(?)知る人ぞ知る一品。
足下から遠くまで地面を舐めるように照らしてくれる、夜間走行にとってなくてはならない必需品です。低い位置からの照射となるため路面の突起が浮き出すように細かな道路のうねりも非常にハッキリと見て取ることができます。

当時と比べものにならないくらい性能の良いLEDライトをヤジロベエ装着すれば鬼に金棒です。
しかし、当時のヤジロベエは単二電池三本使いの探索ライトを装着することを前提としていたので、現在のライトは全長が短く装着することができません。
現在のフロントエンドには前輪脱落防止用の爪があるためこの部分も問題となります。

でもヤジロベエの照射パターンを使いたい!!

と言うことで、このヤジロベエに敬意を払いライトホルダーを自作します。
【材料】
・2.0mm厚ステンレス板
・M10ステンレスワッシャー
・24.5mmシートポスト用シートクランプ
・JBオートウェルド

最初2.0mm厚のアルミ板で製作しましたが、振動で簡単に折れてしまいました。加工に難がありますが、ステンレス素材はマストです。
最近流行の1850リチューム電池を使ったLEDライトを固定するには保持用薄ゴム板を挟んで24.5mmシートポスト用クランプ(シートチューブパイプ径28.4mm)がジャストフィットです。数種類のライト用にステーを自作しましたが、寸法的には、殆ど同一サイズです。 

【製作】
M10ワッシャーの内径を、クイックシャフトのタケノコスプリングの外径に合わせて拡大します。

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2.0mm厚ステンレス板を適当な形に切り出します。
クイック軸部分にφ4。クランプ固定用にφ6穴を開けます。

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ワッシャーと部品を接着します。挟み込む力しか掛からないので、必要十分の強度です。
溶接ができる環境があれば、溶接がよりベターです。

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接着が完了した後、万力に挟んで適当な角度になるまでハンマーでブッ叩きます。
以上でステー側の加工は完了です。

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続いてクランプ側の加工です。
内部の段差を削り取り、ステーとの接合部分に座りが良くなるよう段差を削り出します。

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ライトには滑り防止の意味と、振動吸収の目的で必ずゴムを挟み込んでから固定します。

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ハブ軸部分は振動がモロに伝わるようで、振動吸収材を使わずにライトを固定すると、LEDライトがすぐに壊れてしまいます。後で分解したところ、基盤と電子部品のハンダのクラック。ハンダに引きずられて基盤からのパターン剥がれ等、振動の影響と思われます。
ステー-クランプ間にも2.0mm厚シリコンワッシャーを使ったり、色々試しましたが、ライト-クランプ間にゴムを挟むだけで、効果は必要にして十分のようです。

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クランプとステーをM6ネジで固定してライトを締め付ければ完成。

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クイックに挟み込んで光軸を合わせて取り付け完了です。
左右に光軸がずれている場合は一度分解して、ステーの曲がりを調整します。
ワッシャーの厚みで車輪脱落防止用の爪をかわせるはずですが、もしワッシャーの厚みが足りない場合は、爪の厚みを削る等の対応が必要になるかも知れません。
無理矢理クイックレパーを締め付けるとクイック軸の曲がり等の弊害を引き起こす可能性があります。

ハブ軸固定ライトホルダーと、強力LEDライトの組み合わせはベストマッチ!
今までハンドル固定していたライトでは、路面状況がわかりづらく怖々走っていた道も、不安なく走ることができます。

車からの視認性については、光軸が低いため今一つです。反射材付きのアウターや、体に付ける点滅タイプのLEDライトを併用することをお勧めいたします。

ディレーラー調整~工具自作編

ディレーラー調整に夢中になっていると、つい、、、、
 
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となってしまうことが良くあります。(えっ、、無い? 私だけ?)

地味に痛手を受けます。
 

そこで、工具の自作です。

自転車を趣味にしておられると、ついついまだ使えそう、、と お取り置きのパーツが増えることと思います。
 

少しゴリのあるペダルとか、、
出番です。今こそ出番です。

 
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まずぶった切ります。容赦なくぶった切ります。
(この言葉好きです・・)
このままでも十分に使えますが、ここで大人の男の余裕の見せ所。造形にこだわってみます。

 
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削ります。ひたすら心ゆくまで削ります。

 
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納得できる形になったら、ペダル軸の工具を掛ける部分につまみを取り付けます。
これはチョコラBBの蓋。小さめに穴を開けて無理矢理押し込んだ後ホットメルトで固めてみました。
握り部分は、余り物のパーテープを巻き付けて完成。

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これで安全に作業ができるようになりました。

ディレーラー調整がスムーズに捗り、気持ちよく変速できる自転車に仕上がります
(かも?)
 
この工具Park Toolからも発売されているんですけどね。。。
 
余り物で作ってみる。
「資源の有効活用は大人のたしなみ」ですかね。
 

ステム長を考える

ステム長についての考察です。
これ又個人的な考えなので、参考になるかどうかはわかりません。
このような考え方もあるとの問題提起です。

一般的にロードバイクのステム長は、90mm以上推奨と紹介されています。
理由としては、ステム長が短くなると、ハンドリングがクイックになりすぎるので、90mm以上が望ましい。
少し疑問です。
ハンドリングがクイックになるかどうかは、フレームのアライメントに拠るところが大きいと考えています。
ステム長の如何に関わらず、クイックなハンドルが危険であれば、ヘッドアングルを寝かせてオフセットの大きなフロントフォークを採用すべきです。

人間の感覚は、なかなかどうして捨てた物ではなく、ステム長の50mm位の差はすぐに学習して、ステム長の違いによるハンドリング特性の修正など訳もなく朝飯前にこなしてしまう程高い能力を有しています。心配に及ばず。です。

では長いステムを推奨する理由は?
ハンドルの安定性を得るためと考えています。
上述の「クイックなハンドリング特性は危険」と話が紛らわしくなるので、
押さえの利くハンドリングと言い換えても良いかも知れません。

「押さえの利くハンドリング特性」とは、
スピードの出る下り。体力的に厳しい長丁場。等での外乱によるハンドルの乱れを押さえ込みやすいハンドル特性を実現する事と考えます。

ダウンヒル競技では、暴れるフロントを押さえ込むために年々ハンドル幅が広くなり、700mm幅のハンドルもあるようです。非常に理にかなった進化だと思います。

引き換え、ロードバイクのハンドルは車両をコントロールする目的以上に上半身の筋力を有効に下半身に伝える一種の駆動補助器具の役割も担っています。
それにより、ハンドル幅は体型に合わせて上限が規制されます。
押さえ込むためのハンドル幅の不足分を補うために、ステム長を伸ばして辻褄を合わせる必要が出てきます。
ステムを長くすると、長距離を走ってヘロヘロになった時に、荒れた路面で直進性に気を遣わずペダリングに専念できるようになります。

ステムを長くしすぎると、前輪荷重が増えるとの所見もありますが、ペダリング体幹で支える。ブレーキング時は腰を引いて後ろ荷重を心掛ける事で、十分に対応できる範囲と思われます。
前傾姿勢のロードバイクに乗り始めて、慣れない間は短めのステムを選択する必要があるかも知れません。この場合は下りでスピードを控えているでしょうし、体力と相談して無理な長距離走行もしないため、短いステム長でも問題なく走行を楽しめることと思います。

最近安いステムも沢山出ているので、取っ替えひっかえ遊んでいます。
最近のステムのクランプ方式だと、パーテープをほどかずに簡単に交換できるので、ステム遊びがますます止まりません。

カメ

ウチの会社では、カメを飼っているのですが、、、
水槽があり、その中に観賞魚が何匹かと、カメ2匹が同居しております。もうかれこれ4年程、、

そのカメ、ごくたまに社員が散歩と称して事務所内で放し飼いにしております。
カメの如き歩みで、いつの間にか足下でスリスリしていたりと、可愛い奴です。
神出鬼没で、たまに踏みそうになったり、荷物の箱に入り込んで、お客さんの所に一緒に発送しかけたりと、やんちゃな奴です。

そのカメが今日、隙間から出てきました。
カメって、基本的に足が短く摺り足で腹を引き摺って歩くので、、、
埃だらけの情けない姿で歩いておりました、、

!!!! カメの腹にタオルを貼り付けたら床綺麗になるんちゃうの!

いや、ルンバをカメの形で作れば!!

充電ソケット部分を頭にして、手足と尻尾五本のブラシを付けて、ノロノロリと日がな一日部屋中を徘徊して、掃除してくれるロボット掃除機。
電池が切れたら、家に戻って充電器に頭を突っ込んで一休み。

商品化されたら絶対買うな、、、

このカメ社内では、名前がなく"カメ・カメ"と呼ばれていますが、
今日から私は、こやつのことを「ルンバちゃん」と呼ぶことにしました。

ところで、、、もう一匹は、、一日中姿を見ませんでした。
明日埃まみれで出てきたら、なんと命名しようか?
今から楽しみです。

ワイヤーのハンダ処理

ワイヤー末端のハンダ処理のご紹介です。

あちらこちらで紹介されているので、今更という感じですが、
自己流ハンダ処理の方法です。


ハンダ処理の利点として、
1.紛失の心配がない
インナーキャップって結構いつの間にか落としてしまうことがある物です。(私だけ?)
2.仕上がりがスッキリ
但し、先端がインナーキップのように丸くなっていないので、注意が必要です。
3.再利用可能
セコい話ですが、ちょっとした調整毎にワイヤー交換していたら結構出費がかさむし、常に手元にワイヤーのストックが必要になります。

ここで、3の再利用についてですが、一般に紹介されている方法では、先端のほつれを予防することはできますが、ワイヤー取り付け部分のワイヤーつぶれは防止できません。
ここが潰れてしまうと、再度アウターに通すことができなくなります。
無理矢理通すと、アウター内部の樹脂チューブに傷を付けることとなります。

そこで、自己流ワイヤーハンダ処理の方法として、「先端からワイヤー固定部分まで」全てハンダ処理を行います。
 
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       左 ハンダ処理後         右 ハンダ処理なし
 


ワイヤー固定部分は規定のトルクでワイヤーを押しつぶすことにより確実に固定する。
との意見もありますが、何十年も固定部分までハンダ処理を行ってワイヤー固定をしていますが、 すっぽ抜けした事は今までないので、多分大丈夫です。
但し、推薦されている方法ではないので、自己責任でお願いします。
経験では、テフロン加工をされたワイヤーよりは、滑りにくい気がします。

固定金具(青丸囲み)については、写真の赤矢印部分に力が集中して確実にワイヤーを固定する構造になっているため、それ以外の部分、特に末端のバリ(黄丸囲み)は確実に処理してから固定するようにしています。
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この部分のバリはハンダ処理していない場合でも、特に複撚りのワイヤーを使った時に表面のワイヤーを切断してしまう程深く傷つける事があるので、マストな処理と考えています。

ハンダ処理をする場合、インナーワイヤーに熱が伝わり、アウター内の樹脂チューブへの影響を考慮して、インナーのみの状態で処理する必要があります。

この処理を行うと、先端数センチが棒状になるため、ハンドルに沿わした曲がりのきついアウターワイヤー部分には、通らなくなります。
無理矢理通すと樹脂ライナーに傷を付けるため、ここを抜く場合は必ずパーテープの巻き直しが必要となります。

テフロン処理されたワイヤーの場合は、表面のテフロンを紙やすりで綺麗に剥ぎ取り、その後ワイヤーの撚りの隙間に入り込んだテフロンはコンロなどで炙って除去しておきます。

ワイヤーの拠りの中心まで確実にハンダを流し込む必要があるので、脱脂/フラックス処理を行ってから半田付けを行います。
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ハンダの熱量が必要となるので、大きめの半田ゴテを用意します。電気なら80Wクラス以上が作業がやりやすいと思います。
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この半田ゴテは先端を外すとバーナーになるため、場所により使い分けています。

 
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ステンレスワイヤーには、ステンレスフラックス&ステンレス用ハンダはお約束です。
但しフラックスとを使うとコテ先のメッキ処理に悪影響を与えるため、専用のコテ先を用意するか、メッキ処理されていないコテ先の使用をお勧めします。

十分にハンダを盛った後に、コテでワイヤーを熱したままフラックスを流し込むと、更にハンダが奥深くまで浸透していきます(臭いです)。

これでネジの力に負けない、ガチガチのワイヤー末端が仕上がります。
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最後に末端が外を向いていると危険なので、内側に向けて保険のために熱収縮チューブをかぶせて完成です。

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ビンディングペダルを安全に運用する小技

ビンディングペダルにすると、高回転時のすっぽ抜け、疲れてヘロヘロになった時の踏み外しがなくなり安全にペダリングができるようになる反面、人混みの中を走る時等はとっさに足が外れない等一長一短があり、悩みどころです。

歩く事も考えた時は、迷わずトークリップにスニーカーの組み合わせになりますが、ある程度の距離を乗る時は、底の硬いSPD-SLシューズは魅力的です。

トークリップ時代からの習慣で、人混みを走る時はどうしても裏踏みをしたくなります。SPDペダルでは、両面踏みのペダルも市販されていますが、SPD-SLは、、、需要が全くないでしょうね。
ただ、SPD-SLペダルを裏踏みすると、ツルツル足が滑り足の置き場に困ります。
そこで、
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軸部分の裏にパンク修理のパッチゴムを貼っています。
これで、クリートを装着したシューズでもそこそこペダルを踏むことができます。

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こんな感じでペダルを裏踏みしています。
全然本来の使い方を無視した使い方なんですが、、人混みの中をゆっくりと走る時には、これでも十分に役に立つ上、素早く足を移動できるので、大変重宝しています。

ペダルを蹴返す時も、引っかかりができてスムースに裏返せるし、傷防止にも一役たって、個人的には「お手軽」「実用的」なカスタマイズで大変満足しています。