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利益を出すと言うこと


テレビ漬けである。
日本のテレビは面白い。
デジタル家電について、ニュースをやっていた。
大手メーカーの、2004年のDVDを中心とした、販売数量は順調だったようだ。対して、利益は年頭の予測に対して、大幅な落ち込みとの事。
大きな原因は、家電の量販店らしい。大量入荷を武器に大幅な値引きをメーカーに要求しているようである。
一消費者としては、いいものが安く買えて、嬉しい限りではあるが、なんか違う?
本来メーカーは、メーカー同士でしのぎを削っているはず。「○○ブランドより、ウチのほうが機能が豊富で値段が安い。」
今は、量販店が、「○○ブランドの商品××は、△△電気より、ウチのほうが安い。」これじゃメーカーの技術屋さんは、何のために新製品を開発して、コストダウンに日夜努力しているのか・・・。
製造業の開発・材料調達部門の人間は前々から、「他社より安くして、売り上げを伸ばすウチのセールスマンは、無能ばっかり。」とグチをこぼしていした。当然である。
企業に、金を持ち帰る営業マンは、会社の花形に違いは無いが、利益を持ち帰る営業マンが、有能な営業マンであり、販売数量を伸ばしても、トータルで、赤字を会社に持ち帰る営業マンは、無能以下。
得意先についても、利益をもたらしてくれる得意先が松クラスであり、いくら数量が多くても、値切りが厳しく、儲けさせてくれない得意先は、梅クラス。
となると、家電の量販店は・・・。得意先としては、梅クラス。
言葉がひどすぎるとは思うが、今の量販店のあり方は、なんか間違っている。
当然、大量に商品が捌けることによる、メーカー側のコストダウンというメリットは出てくると思うが、限界はあると思う。
やっぱり基本的に、直販体制の自動車メーカーというのは、この不景気にあって、一人勝ち状態で、利益を伸ばしているが納得できる。
関西で、地場を築いてきたニノミヤ電気が、先月末会社更生法を申請。その後すぐに、何とか言う会社が、傘下に収めたとの事。現在は通常通り営業している。
この何とかと言う会社は、今度はもう一つ別の家電量販店も傘下に。という計画があるとか無いとか・・。
ある程度、統廃合も必要なのかもしれない。
日本に帰ってきて、このような量販店を何件か見て、妙にしんみり考えてしまった。